さよなら、交通博物館。。。 [見聞録]
ついに今日で閉館ですよ。。。
万世橋の交通博物館。。。
交通博物館のシンボルと言えばこれ。D51と東海道新幹線0系の頭部。
その間にある信号機にも注目。
1936年(昭和11年)4月26日開館。
2006年(平成18年)5月14日閉館。
建物はバウハウスの影響を受けたモダンな造り。
設計者はル・コルビジェの事務所にいたんだとか。
ワシは1月に最後の訪問をしておいた。
ガキの頃、親父に連れられて姉といっしょに来た記憶があって、その時の記憶のままのような館内はなんとも懐かしい感じだった。
この時は、特別展示の万世橋遺構見学ツアーも飛び入り申し込みで参加できた。
正月に親父が言っていたっけ。
俺は昭和11年から通ってるから閉館までにもう一度行きたい。
と。
しかし体調がそれほどよろしくない親父はその願いもかなわず。
なのでワシが撮った館内の写真(36枚撮り4本分)とか、特集された雑誌、(『東京人』『鉄道の旅が好き』)といっしょに送っておいた。
バーチャルではあるが、行ったつもりになれたそうだ。よかったね。
んで、戦前、戦中の話を電話で聞かせてくれた。
当時千住に住んでいた親父は、駒場東大の中島飛行機に通うために、上野から万世橋駅までわざわざ市電(後の都電)を使って乗り換えたのだとか。その運賃は7銭だった、と。
万世橋駅のホームへ至る階段も、まさに親父が通ってたそのままだった、と。
なんかね、こう、すご〜く懐かしむような口調で嬉しそうに語っていたよ。
きっと記憶の中に鮮明に浮かんで来たんだろうね。。。
今夜のニュースはどのチャンネル、どのマスコミも、必ずこの閉館の話題が上るであろう。
親子三代とかあるいは四代に渡って見学してます、なんて強者もいらっしゃることでしょう。
それだけ永く、愛され続けてきた博物館だからね。
それにしても、近年になってから都心の博物館って減ってるような気がする。
北の丸公園の科学技術館はどうなるのであろうか・・・?
ガードの向こうは市電が走っていた中央通りと秋葉原電気街。
万世橋駅の遺構をそのまま使った高架は今世紀も残る。
万世橋から神田川上流を望む。鏡のような水面が静かに美しい。
屋外展示の善光号機関車。その奥には弁慶号機関車と開拓使号客車。
アニーとクララベルでわないでっす。似てるけどね。(^^)
あ、ちなみにこれらの写真は2006年3月18日、いつものように深夜に撮影。
あ、1000アクセス越えた。
ブログ開設1ヶ月ちょいで。
さんきう、えぶりぼでー。
by StudioDeluxe (2006-05-14 07:46)
さきほど、午後5時、最後の「蛍の光」が館内で流れたことでしょう。
サヨナラです。ありがとうです。
by StudioDeluxe (2006-05-14 17:42)
あ、今日だけは開館時間も閉館時間も一時間拡大したそうで。
by StudioDeluxe (2006-05-14 21:39)